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Posted by naturum at

2010年07月20日

八海山、下見! by ムトヤン

連休(18日~19日)は、毎年8月下旬に行っている某組合ハイキングの下見で、越後の八海山へ行って来た。越後湯沢までは良く行くのだが、その先の六日町方面は縁がなく、今回初めてのことであった。

もっとも、某ハイキングのメンバーは比較的シルバー世代が多いので、八海山も勿論山頂を極めるわけではない。ロープウェイを利用して女人堂(6合目・浅草岳)までの往復なのである。時間にすると、約2時間半から3時間ほど。今回の下見も、まあ、そこまでということなので、今ひとつ気合いは入らないが、初めての山域に足を踏み入れる独特の高揚感はある。

しかし、梅雨明け直後の山は、非常に暑かった!陽射しは強く、風はなく、前日の雨のせいか登山道もぬかっている部分があり、もわっと淀んだ空気が漂ってる感じだ。おまけに、適度にアップダウンやちょっとした岩場もあり、なかなか気が抜けない。初めてのコースなのでじっくり行くつもりが、暑さのせいもあり、昼飯を食べ損ねた同行のF先輩がけっこう飛ばすので、気づくと1時間余りで女人堂へ着いてしまった。

この先は、1時間で薬師岳(千本檜小屋)。もう1時間で大日岳、あと40分で最高峰の入道岳(1778m)という具合である。見上げる薬師岳はガスの中で、幕を引いたような岩壁が見えている。もう少し行ってみたい気はあったのだが、F先輩の体調もかんがみて、まあ、一休みしてから下るのであった。

この日は、地元の小学生が集団で登っており、まさか修学旅行でもないだろうが「遠足?」などと訊くと「登山です!」と言われたのには参った。確かに、この八海山は「登山」に他ならないだろう。下りは途中で、モリアオガエルの生息地である「漕ぎ池」にも寄ってみたが、大きな水溜りといった感じであった。

ロープウェイ山頂駅でラムネ&スイカバー(アイス)、F先輩も「20年ぶりだ!」などと言いながら小倉アイスを食べていた。尤も、これは売店にビールがなかっただけのことで、山麓駅ではしっかりと生ビールで流した汗の3倍は水分を補給したのであった。

その後は、本番でお世話になる旅館に投宿。ここからはもう、唯の温泉三昧なので詳細は省く。翌日は、金城山の麓にある越後一の寺である雲洞(うんとう)庵と塩沢宿の牧之(ぼくし)通りなどを見学、とどめは湯沢でへぎそばを食して帰途についた。

修験の山である八海山は、どうやら、一人で渋く再訪することになりそうである。また、山城のある坂戸山や金城山など、あらたに興味の湧いた山もあり、そういう意味では良い下見になったかもしれない。
  


Posted by okirakutozan at 11:02Comments(0)新潟

2010年07月06日

花の平標山 by ムトヤン

先週末は、上越国境の平標山に行ってきた。メンバーはネットで知り合った「お笑い登山隊」の計5名である。新幹線で越後湯沢まで行き、バスで登山口へ向かうも車内は貸切状態。

土曜は平標の山小屋まで平元新道をのんびり行く。天気は何とかもって、12時半には小屋に到着。のんびり昼食をとり、近くの大源太山まで往復。稜線には、シャクナゲやゴゼンタチバナ、ウツギ、ツマトリソウ、コケモモ、キスゲなどが清楚な姿を見せ、霧の中でも我々を喜ばせた。


夕刻は雲が切れて晴れ間も見えてくるが、まだまだ予断は許さない。なんといっても梅雨なのだから・・。小屋は4年前にリニューアルされて、とても快適である。夕食も美味しかった。宿泊は他に10名ほどの団体さんがおり、食後に一緒にヨガ体操をすることになったのは想定外の楽しいことだった。

翌朝は青空が広がり、稜線が見えていた。仙ノ倉やエビス大黒、赤城山系、上州武尊なども見えている。このまま回復してくれればと切に願った。思い返すと20年くらい前になるだろうか、谷川岳から縦走したのは・・。そして、この平標の小屋でコーヒーをご馳走になったのだった。その時の小屋番さんはもういないかなと思っていたが、何といらっしゃった(と思う)。しかも、額縁の中にも似顔絵としても収まっていたのには驚いた。


さて、その後の天候は残念ながら深いガスとなり、平標山から仙ノ倉山に向かう稜線での展望は全くなかった。しかし、ハクサンイチゲやワタスゲ、ハクサンチドリ、オノエラン等が愛らしい姿を見せてくれたのはうれしいことだった。今回の最高峰である仙ノ倉山(2026m)で記念写真を撮ったが、ご覧のとおりで誰が誰やら分からない。ブログにはうってつけの写真となった。

その後は、平標山へ引き返し、松手山ルートを下る。☆☆岳友会などの団体さんも含めて、多くの人が登ってくる。やはり、花の名山、人気がある。そして、その中に我々の仲間も一人あらたに見出された。ハンサムなレデイことMである。しばし、再会を喜び合い、ぬかるんだ道をこれでもかと下山した。

下山後は宿場の湯で汗を流し、缶ビールでのどを潤し、再びバスで湯沢へと向かった。2日間で合計10時間ほど歩いたろうか。6月に富士山と五島列島へ行ったが、さほど歩いていなかったので、今回の山は結構足にきた。お陰で、昨日から筋肉痛になっている。

久々の本チャンの山、霧雨に煙る草花とともに忘れられない山となった  


Posted by okirakutozan at 12:57Comments(2)新潟