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Posted by naturum at

2010年10月25日

岩手山

岩手山 2010年10月23日 記録者 はら坊



23日に岩手山に登って来た。

21日から盛岡に出張で22日の夜中からの仕事と言う事。
『22日の朝まで仕事でその日に帰るのはキツイので23日帰りにします。』と会社に報告、所長のOKを頂いた。
それもこの山行を初めから企んでいたからである。
さてさて出張前に山の支度をするなどとんだ不届き物であるが
忘れ物をしない様に入念にチェックする。

出張の支度はと言うと女房の仕事・・・(爆)

21日の夕方から車で仮眠を摂り夜中の0:00を待つ。
仕事は順調に進めながらも試運転は22日のあさ9:00から、
数時間の仮眠を再び車で摂る・・・がっ 
シュラフは在るものの夏物なので兎に角寒くろくに寝てられず
ウトウトしながら朝を迎えた。

朝になりコンビニのおむすびを流し込み再び客先に向う。
試運転が遅れて結局11:00ホテルのチェックインにはにはまだ早いので
彼方此方時間を潰す。でもこんな時は時間がたたない物で岩手山を眺めに行ってみる。
頭に雲はかぶっている物の相当雄大な佇まいである。

いきなり自信を無くす。

昼飯を食い、ホームセンターやらで時間を潰し、ホテル近くのスーパーに向った。

そこで 発見 !!!!

懐かしの白ビーーーーール!!!!

即効で副隊長に報告メール。

これまた即効で返信あり。『買って来て。』

期待どうりの返信、明日の朝 朝食と昼を買いに行きながらで
良いやとチェックインしてから部屋を出ることを拒むようにシャワーを
浴びて懐かしの白に手を付ける。

む~~~っ  ぱ~~~ぁっ  

と2本で撃沈して深い眠りに付いた。と言っても確か5:00回ったくらいだったような・・・
そのまま気持ちの良い朝を向えいざスーパーに。

24時間営業なので安心。
食料と大切な白ビールを購入して馬返し登山口に向う。

秋は麓まで降りてきており木々を色付かせてくれている。

駐車場には既に数十台の車が止まっており人気の山であることが
うかがえる。
身支度をして歩き出すと余り高度は稼がずに登り降りで一合目に着く。
ここから少しずつ高度が上がり始め二合目~二・五合目となりここで新道と旧道と分かれる。

私は他の登山者に勧められるがまま旧道に歩みを進める。
樹林帯を飛び出し振り返ると雲海から姫神山、早池峰山が頭を出しエールを贈ってくれている。

ここからは火山灰地帯の歩きとなり岩や灰で歩幅が合わずとても歩きにくい区間になる。
登山道の脇には巨大な爆裂口があり少々薄気味が悪いが眼下には素晴しい雲海が広がる。
火山灰地帯が終わると七合目に到着。
ここからの岩木山の眺めも素晴しい。
だが山頂は見えていないのである。

七合目から八合目の非難小屋までは平行移動で到着。
ここで休憩を挟み山頂へ山頂までも急登だが、ここはさほど歩き難くなくあっと言う間に釜の淵に立つ。
地元の登山者が釜の淵で、『あれが早池峰であれが鳥海山、あれが八幡平で・・・』とガイドをしてくれた。
話を伺いながら山頂に到着。

しばし景色を楽しみながら休憩をする。
山頂は360度大パナラマが広がり、盛岡市内も霞みながら覗える。


下山は釜一周コースを取り、途中釜の中の神社にお参りをして噴き出る水蒸気を覗き、地球の息吹を感じ再び釜の淵に立ち下山となった。

下山は、新道を降ってみたがどちらも変わらずキツそうである。
ただ、山桜の木が多く時季には素晴しい花を見させてくれる事でしょう。

山開き前の6月中旬には白根葵の大群生が見られるそうです。
盗掘が大変多いようで地元の方も困っているようです。


撮って良いのは写真だけ・遺して良いのは思い出だけ。
高山植物は採らない・ゴミは残さない


帰りの車中で雲のかかっていない雄大な岩手山を写真に収め帰路に着いた。

余談ではありますが白ビールは無事に宇都宮の配達完了しました。   
タグ :岩手


Posted by okirakutozan at 15:12Comments(1)岩手

2010年10月15日

温泉ケ岳・金精山(2010.10.06)

温泉ケ岳・金精山 
2010年10月6日 栃木県奥日光 記録者 副隊長

一人で山に行くのだが、「さて何処にしよう・・・」

宇都宮からでも漸く男体山が見える季節になって来た。ここは一つ、いろは坂でも駆け上がり奥日光の山にでも行こうか・・・。ある程度は自分の希望で休暇日を選べる立場を逆手に紅葉のメッカ「秋の日光の平日」を満喫しようと考えた。

早朝の空いている時刻に龍頭ノ滝や戦場ヶ原を覗き見しながら奥日光湯元方面に向かう。「龍頭はまだ早い・・・」「戦場は綺麗な草紅葉だ・・・」戦場ヶ原から小田代ケ原の散策というお手軽プランに誘惑されるが「いやいや、今日は山なのだ!」とクルマに乗り込む。一人旅は気楽なものだ。奥日光湯元から金精道路へ入る。いくつかのカーブを切って金精トンネル手前の小広い駐車場に滑り込む。今日の起点は此処だ。

金精トンネルからの登山口から金精峠へと登る。この峠を右に進めば金精山を経て日光白根山、左に道をとれば温泉ケ岳を経て奥鬼怒川根名草山へと続く。真っすぐなら群馬県側の菅沼へ・・・三方の道筋がつけられている。今日の私の目的は右、展望豊かな温泉ケ岳への道だ。

赤い扉に閉ざされた金精神社を背に温泉ケ岳への登山道を進む。ツガの林にウルシやモミジ、ナナカマドが色を添えてくれている。ほとんど茶色だけれど時折赤や黄色が混ざる絨毯を踏みしめる。ここまで来て漸く登山靴にリズムが生まれて来た。

峠に登り切るまで死にそうだった・・・急登の連続に心臓バクバク、怠け過ぎである。認めたくはないものの現実として50を過ぎると落ちぶれるのは早いものである。一回りも若い連中に遊んで貰う身としては勝道上人には遠く及ばずとも自らに修行を課せなければ彼らに着いて行く体力は到底維持出来ない。そう、悲しいかな「維持」が精一杯であって「進歩」は無い・・・。

九十九折れの登山道を歩く。後ろを振り返ると樹林越しに断崖切り立った金精山が聳えている。いつの間にか金精山を越える高さまで登ると次は白根山が顔を出す。東斜面には朝日に霞む男体山や湯ノ湖から戦場ケ原、中禅寺湖が一望出来る、いい歩きだ。

温泉ケ岳山頂への分岐に到着。このまま登山道は温泉ケ岳の中腹をトラバースして根名草山へと続いているので左に道をとり温泉ケ岳山頂へと向かう。笹が被さる道筋にいつの間にかズボンがびしょ濡れになる。

徐々に傾斜を増す笹道を登り詰めると青空が目に飛び込んで来る。周囲にこれ以上高い場所は空だけ・・・私はバカでも煙でも無い、だけど気分は良い。

温泉ケ岳山頂に到着。

生憎と雲が張り出して来て期待していた展望は得られなかったが北に念仏小屋から根名草山手前の大きくガレを刻んだ懐かしいピーク(オロオソロシ沢源頭)が見える。東の男体山も

は雲に隠れてしまっているが、手前足元には昨春スノーシューで訪ねた「切り込」「刈り込」の二つの湖が見下ろせる。コーヒーを飲みながら小休止。

9時を20分回り下山開始。

下りながら樹林越しに見えるお向かいの金精山が気になりだした。思ったよりも時間が早い事も手伝ってちょっと色気を出す事にした。

金精峠まで下ると金精神社の脇をすり抜けて意気揚々と真っすぐに金精山への登山道に進む。この際やっつけて帰る。

しかし意気揚々とした気分も5分と持たなかった。登山道は傾斜を増しロープや梯子が出て来た。登って来たのを半ば後悔もしたが、この機会を逃すとまた金精峠までの急登も振り出しになってしまう、峠の上に居るうちに登った方が利口なのだと尻を叩く。色々考えている内に登山道が傾斜を緩め山頂に到着出来た。

展望は更に悪くなっていたがまあ良し。山頂で一人の登山者が美味しそうにタバコを吸っている。思わず「美味しいでしょう!?」と声を掛ける。タバコをやめて久しくなるが、こうした空気の良い場所で吸う一服というのが格別美味しかった記憶が有る。彼が一本吸い終えるのを見届けて下山。途中、峠の神社でご神体を拝んで駐車場まで下った。

私の場合、アフター登山を3~4日間楽しめる。多い時など一週間も楽しませてくれる。今日も寝起きから始まり仕事中も身体を動かす度に今回の登山を思い起こしているのだから良い趣味に恵まれたものである。

  
タグ :栃木


Posted by okirakutozan at 17:34Comments(2)栃木