花の平標山 by ムトヤン

okirakutozan

2010年07月06日 12:57

先週末は、上越国境の平標山に行ってきた。メンバーはネットで知り合った「お笑い登山隊」の計5名である。新幹線で越後湯沢まで行き、バスで登山口へ向かうも車内は貸切状態。

土曜は平標の山小屋まで平元新道をのんびり行く。天気は何とかもって、12時半には小屋に到着。のんびり昼食をとり、近くの大源太山まで往復。稜線には、シャクナゲやゴゼンタチバナ、ウツギ、ツマトリソウ、コケモモ、キスゲなどが清楚な姿を見せ、霧の中でも我々を喜ばせた。


夕刻は雲が切れて晴れ間も見えてくるが、まだまだ予断は許さない。なんといっても梅雨なのだから・・。小屋は4年前にリニューアルされて、とても快適である。夕食も美味しかった。宿泊は他に10名ほどの団体さんがおり、食後に一緒にヨガ体操をすることになったのは想定外の楽しいことだった。

翌朝は青空が広がり、稜線が見えていた。仙ノ倉やエビス大黒、赤城山系、上州武尊なども見えている。このまま回復してくれればと切に願った。思い返すと20年くらい前になるだろうか、谷川岳から縦走したのは・・。そして、この平標の小屋でコーヒーをご馳走になったのだった。その時の小屋番さんはもういないかなと思っていたが、何といらっしゃった(と思う)。しかも、額縁の中にも似顔絵としても収まっていたのには驚いた。


さて、その後の天候は残念ながら深いガスとなり、平標山から仙ノ倉山に向かう稜線での展望は全くなかった。しかし、ハクサンイチゲやワタスゲ、ハクサンチドリ、オノエラン等が愛らしい姿を見せてくれたのはうれしいことだった。今回の最高峰である仙ノ倉山(2026m)で記念写真を撮ったが、ご覧のとおりで誰が誰やら分からない。ブログにはうってつけの写真となった。

その後は、平標山へ引き返し、松手山ルートを下る。☆☆岳友会などの団体さんも含めて、多くの人が登ってくる。やはり、花の名山、人気がある。そして、その中に我々の仲間も一人あらたに見出された。ハンサムなレデイことMである。しばし、再会を喜び合い、ぬかるんだ道をこれでもかと下山した。

下山後は宿場の湯で汗を流し、缶ビールでのどを潤し、再びバスで湯沢へと向かった。2日間で合計10時間ほど歩いたろうか。6月に富士山と五島列島へ行ったが、さほど歩いていなかったので、今回の山は結構足にきた。お陰で、昨日から筋肉痛になっている。

久々の本チャンの山、霧雨に煙る草花とともに忘れられない山となった

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